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イベント概要
2025年7月19日、株式会社mitsuki(同行援護事業所みつき)にて、株式会社あしらせのご協力のもと、視覚障害者向けナビゲーション装置「あしらせ」の体験会を開催しました。視覚障害のある子ども5名、ボランティア3名、保護者3名、あしらせスタッフ1名が参加し、最新の移動支援ツールを実際に体験しました。
あしらせとは? まずは説明からスタート
イベントの最初に、あしらせスタッフから装置の仕組みや使い方について説明を受けました。本来は、専用アプリをスマートフォンに入れて目的地を設定し、装置を靴に装着して使用しますが、今回の体験ではスタッフ側の端末を使って操作していただきました。
公園まで10分のルートに挑戦
装置を両足に装着し、目的地である近隣の公園を目指して出発。あしらせは振動によって「曲がる方向」や「ルートを外れた際の注意」を知らせてくれる仕組みで、ブルブルとした独特の振動が足から伝わります。
子どもたちは最初こそ驚いていましたが、徐々に振動の意味を理解し、スタッフのサポートを受けながら無事に目的地へ到着することができました。
体験後の子どもたちの声
公園に着いたあと、子どもたちからは、
- 「ブルブルしてびっくりしたけど、目的地まで行けて嬉しかった!」
- 「自分のが欲しい!」
といった前向きな感想が多く聞かれ、視覚障害児にとって新しい技術がどれだけ可能性を広げてくれるのかを感じられる瞬間でした。
ナビゲーション技術のこれから
視覚障害者にとって、単独歩行は不安や危険が伴う場面も多く、サポートが欠かせません。しかし今回あしらせを体験したことで、こうしたデバイスが将来的に大きな助けとなることを確信しました。子どもたちにとっても、安全で自由な移動への第一歩となる、貴重な時間となりました。
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