ノールック運動会(2022.11.05)

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イベント概要

2022年11月5日、文京区社会福祉協議会「Bチャレ」(提案公募型協働事業)の助成を受け、いちごの会主催の「ノールック運動会」を開催しました。世界ゆるスポーツ協会の全面的な協力のもと、「見えなくても楽しめる」4つのゆるスポーツをノールック=見ない状態で体験する、大規模なイベントとなりました。

当日は、いちごの会の子どもたち・保護者・見える小学生親子・学生ボランティア、文京区内ボランティア団体「点訳サークル六点会」や文京区視覚障害者協会の皆様、そして世界ゆるスポーツ協会スタッフ、見学者を含む総勢82名が参加しました。

オープニングと講話

イベント冒頭では、帝京平成大学准教授・左振恵子氏より「見えない・見えにくい子どもとの関わり方」についての講話があり、参加者全体で理解を深めてから競技に臨みました。10時より競技がスタートしました。

前半:3つのゆるスポーツをローテーション体験

前半は20分ごとのローテーションで、以下の3競技を体験しました。

① ボブイスレー

専用の椅子に座る「イスリート」と、モニターを見て指示を出す「コーラー」が協力してゴールを目指す競技です。足踏みや体重移動をコーラーの合図に合わせて行い、会場には笑い声と声援が飛び交いました。

② コツコツ点字ブロックリレー

2種類の点字ブロックを使い、チームごとに相手チームが歩くコースを作成。そのコースを白杖を頼りにリレー形式で進む競技です。見え方の違いを超えて協力し合う姿が印象的でした。

③ ハットラグビー

中折れハットをかぶり、その上にラグビーボールを乗せて歩く競技。ボールを落とさないよう慎重に、でも楽しくゴールを目指す子どもたちの姿に、会場は大きな盛り上がりを見せました。

後半:新競技「忍者カバディ」を初体験

後半戦では参加者全員を2チームに分け、世界ゆるスポーツ協会が開発したばかりの新競技「忍者カバディ」を、いちごの会で初お披露目していただきました。

参加者は大きな小判の付いたビブスと、スマートフォンをセットしたヘッドバンドを装着。4人の忍者は「ニンニン」、お殿様役は「くせもの〜」と言いながら、相手チームの小判にスマホを向け、反応すると「チャリン」という音が鳴る仕組みです。テンポよく音が鳴り、子どもも大人も夢中になって楽しみました。

子どもたちに人気だった競技

いちごの会の子どもたちの人気ナンバーワンは「コツコツ点字ブロックリレー」でした!自分たちのチームが一番早くゴールできたことが大きな喜びにつながったようです。

イベントの締めくくり

最後は全員で集合写真を撮影し、大盛況のうちに2時間のプログラムを終えました。大人数での開催はいちごの会として初めてでしたが、けがもなく、参加者全員が心から楽しめるイベントとなりました。

感謝の言葉

ボランティアの皆様、競技運営を担当してくださった世界ゆるスポーツ協会の皆様、ご支援をいただいた文京区社会福祉協議会の皆様、本当にありがとうございました。

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