いちごの会とは
いちごの会は、視覚に障がいのある小・中学生の子どもたちと、その兄弟姉妹・保護者を中心に活動している親子の会です。
東京都文京区を拠点に、2〜3ヶ月に1回のペースで、親子で楽しめる体験活動や交流の場をつくっています。
子どもたちが「見えない」「見えにくい」ことを理由にあきらめるのではなく、「やってみたい!」を応援できる場でありたいと考えています。
いちごの会の目的
いちごの会は、次のような目的で活動しています。
- 視覚に障がいのある子どもたちの余暇活動を豊かにすること
- 子どもたちが地域の中で自然に関われる居場所をつくること
- 保護者同士が悩みや工夫を分かち合えるつながりをつくること
- 地域の方や団体との協働を通じて、視覚障がいに対する理解と周知を広げること
「親子で一緒に楽しみながら、子どもの“できた”を増やしていく」ことを何より大切にしています。
大切にしている3つのこと
- 親子で一緒に楽しむこと
いちごの活動は、子どもだけでなく保護者も一緒に参加します。
家族で体験を共有することで、日常の会話や関わり方のヒントにもつながります。 - 障がいの有無をこえた交流
ボランティアや協力団体の方々と一緒に活動することで、「障がいがある/ない」という区分をこえてお互いを知るきっかけになります。 - 小さな一歩を大切にすること
はじめての場所、はじめての体験は、子どもにとっても保護者にとっても大きなチャレンジです。
無理をせず、「今日はここまでできたね」という小さな一歩を一緒に喜びたいと考えています。
主な活動内容
これまで、さまざまな団体・専門家の方々と協力しながら、次のような活動を行ってきました。
- 音あそびや打楽器コンサート、楽器体験
- クライミングや運動会など、体を動かすプログラム
- MESHなどを用いたプログラミング・ものづくり体験
- 盲導犬とのふれあい体験、ガイドや白杖にまつわる学び
- 季節に合わせた工作・遊び・交流会 など
こうした活動を通して、子どもたちが新しいことに挑戦したり、自分の得意なことを見つけたりするきっかけになればと願っています。
成り立ちと背景
いちごの会は、視覚に障がいのある子どもたちの保護者有志が中心となり、「地域の中に、もう少し気軽に集まれる居場所がほしい」という声から始まりました。
2021年頃から本格的に活動をスタートし、盲導犬とのふれあい、クライミング体験、打楽器コンサート、ノールック運動会、プログラミング体験など、 多くの団体やNPOの皆さまに支えられながら活動の幅を広げてきました。
現在も、助成金や会費、ご寄付、ボランティアの力に支えられながら、無理のないペースで活動を続けています。
運営体制
いちごの会は、主に次のメンバーで運営しています。
- 保護者有志による運営メンバー
- 活動当日のボランティアスタッフ
- 連携団体・専門家・協力者の皆さま
少人数の会だからこそ、無理をせず続けていくことを大切にしながら、
「やってみたい」という声や、「こんなことなら協力できる」という声に耳を傾けて運営しています。
いちごの会に参加・関わるには
いちごの会には、次のような形で関わっていただけます。
- お子さん・ご家族として活動に参加する
- ボランティアとしてプログラムや当日運営をお手伝いする
- 団体として、体験プログラムや会場提供などの協力を行う
- ご寄付という形で活動を支える
興味を持ってくださった方は、お問い合わせページから、お気軽にご連絡ください。
詳しくは「サポーター募集」や「ご寄付のお願い」もご覧いただけます。
メッセージ
いちごの会は、大きな団体ではありませんが、一人ひとりの子どもと家族にとって「ここがあってよかった」と思ってもらえる場でありたいと願っています。
「気になってはいたけれど、なかなか一歩が踏み出せなかった」「まずは話だけ聞いてみたい」
そんな方も、どうぞ遠慮なくお声がけください。いちごのペースで、一緒に少しずつ歩んでいけたら嬉しいです。